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コマンドと服従のトレーニング

接し方と飼い方でしつける!プロドッグコーチの実録と犬の基礎知識をご紹介します。
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2014年10月20日

言うことをきかせるために

犬はどんな時に人の言うことをきくのか・・・
つまり、人の指示に従うのでしょうか。


・心を奪われるようなメリットが得られたとき(そう連想したとき)
・心が折れるようなデメリットが生じたとき(そう連想したとき)
  *デメリットとは、強い恐怖や身体的苦痛のこと
・心理的圧力に屈したとき
・従属的な行動をとる習慣が身についているとき


私が思いつくのはこれくらいです。


犬のしつけの多くは、メリットやデメリット、褒めや叱りを利用した条件提示により、
犬の思考や行動を操るような方法です。

おいでと呼んで、来たら褒める・・・
これは教えやすいですね。

しかし、おいでと呼んで来なかったら、、

ロングリードを引いてショックを入れたり、更に怖い声で呼んだり、チェーンカラーを投げ当てたり、あの手この手でデメリットを経験させ、従わせるわけです。

これは犬に合った方法をちゃんと見つけたら、繰り返し練習することできちんと教えられます。



私は、そのような条件の提示による躾があまり得意ではありません。
ですので基本的には別の方法として、
心理的圧力や従属的な態度の方を選んで取り組んでいます。

犬の群れ意識や社会性を利用すれば、本来は犬は従属的で言えばきく動物です。

イケナイと言ったらすぐにやめますし、その都度降伏状態まで服従させる必要はありません。
常に従属している満足を与えられているのか、その点にのみ努力します。

おいでと呼んだら来るような繰り返しの練習を頑張ったことがないので、
言えば来るものだという感覚です。

その為には徹底的な信頼関係が必要です。

保護した犬などある程度学習が済んでしまった犬への接し方には、信頼を築いてもまた一苦労しますが、
基本はやはり、いかに信頼関係を強く築けるかです。

信頼関係とは、一瞬で築けることもあれば半年以上かかることもあります。

重要なのは正しい態度で傍に居続けること・・これだけです。

共に過ごす時間は様々なものに反映されます。
また、その時の態度も、見事に影響を与えます。


言うことをきかない愛犬を、どうにか改善させたいと思ったら、
時間を作り、適切な態度や行動をしっかり勉強してみましょう。

犬に何かをさせるよりもまず、犬に対し、こちらの見せ方や感じさせ方から取り組むことです。
何事も下積みは大切です。。









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posted by 犬のしつけと飼い方 at 23:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | コマンドと服従のトレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年08月09日

トレーニングの種類の区別 その3

犬の躾・問題改善トレーニングにおいては、
利用している原理とその作用、目的とする状態・あるいは訓練後の仕上がりの状態に大きな違いがあります。

報酬を与え意欲を引き出して目的達成を図る場合は、
淡々と条件付けに徹することが大切で、
オーバーな褒めの態度やリーダーシップは必要ありません。

これは、クリッカーや犬笛を用いたトレーニングがその代表例です。

強い陽性の条件に対し、別の条件である音≠重ねていくだけで、
行動の誘導と達成感を与えてあげることができます。

牧羊犬や狩猟犬の仕事ぶりを思い出すと、
徹底した条件付けによって犬の能力が人の望むように発揮できることがよくわかります。

広大な土地を人のために全力で動き回る彼らは、
人が放つ特定の条件に支配され反応して行動しているのですが、
その反応は使役犬が持つ特定の本能・欲求とマッチしているので、
働く彼らにとっても大きな満足に繋がるのです。


が・・・

特に大きな使命も役割も与えられない家庭犬の場合、
犬は特定の条件にのみ反応するよう訓練を積んでも、
他に大きな発散に繋がる要因があれば集中力も低下して誘惑との闘いになります。

仮に、お手≠竍おかわり≠ネどの芸を仕込む程度の条件付けであればさほど問題なく教え、そのコマンドを確実なものに出来ると思うのですが、

家庭での生活は芸ばかりでは成り立ちません。

来客に吠えてはいけないよ、
おトイレはここだけだよ、
食卓に前足をかけてはダメだよ、
ゴミ箱をあさってはダメだよ、
コンセントはかじってはダメだよ、
・・・・・・・・・・・・・・

言いだしたら尽きないくらい、
家庭内での規律というものを条件付けだけで教えるのは大変です。

それが家庭の外へ出た場合、
もっともっと多くの守るべき規律が溢れていますね。

芸で教えられないこと=条件付けには適さない躾
(つまり社会性の教育)
と考え、
条件付けに適さない躾には、報酬(おやつ、ご褒美、おもちゃ、褒めること)を用いる必要はありません。

犬は気づき、理解し、認識を得て、尊重し、節度を弁えることのできる、
群れ社会における学習能力のある動物です。

彼らは何を求め学習するのか・・・
それは、単に、
群れの一員である、人≠ニコミュニケーションを図りたいのです。

通じ合っている喜びを感じたいのです。

ダメと言われようが、よくできたねと言われようが、
通じ合っているときこそ最高に満足を得られるんです。


というわけで、規律を教えたい時は、
躾よう!!お利口にしよう!!というニュアンスを少し変えて、
読み取って伝えよう、それを楽しもうと、考えていくことをおすすめします。

教えるということで、コミュニケーションが密になり、
絆が深まります。
犬と人とを繋げるものは、報酬や条件ではなくなります。
単純に、仲良くなりたい・うまく暮らしていきたいというお互いの欲求の一致です。

この積み重ねが信頼関係というものです。










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posted by 犬のしつけと飼い方 at 13:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | コマンドと服従のトレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年07月09日

トレーニングの種類の区別 その2

前回の記事の続きです。

前回の記事で私が取り上げたような、
リーダーシップの発揮とオヤツでの誘導や褒めは意味が違っているというお話ですが、
今の練習内容で他に問題のない方はあまり深刻に考えず、今の方針で行ってください。

うまく行っているケースまでわざわざ修正する必要はありません。

うまく行かなくて行き詰まった方は、何かのヒントになるかもしれないので、ご参考にしてみてくださいね。


まず、犬の躾や訓練に於いて、主に利用される原理とは、
@犬の社会性を利用した服従本能の刺激と操作
A食欲を利用した行動の条件付け
B求喜欲求や運動欲求を利用した行動の条件付け
C犬の予測や学習の能力

があります。

これらによって本来のもの以上に刺激され成長するものは、

運動能力、生理的機能の抑制と誘発、達成の追求、執着心、自尊心、

などです。

未知数なのは、愛情の満足≠ナす。
*また別のページで解説します。

*全て私の持論でしかありません(-。-;
 悪しからずご了承下さいませ。


条件反射行動と言えば、有名な『パブロフの犬』の原理ですが、
この原理を遡れば、
パブロフはベルを鳴らしてから餌を与える・・を繰り返し、
終にはベルを鳴らし、餌を与えなくても、餌を見せなくても、
犬がヨダレを垂らした・・というものです。

食事の際に出る分泌液が、食事ではない条件にも反応して出るようになったということですね。
条件と反復行動によって生理現象も引き起こせるわけです。


犬の訓練に使われるA、Bの原理は、
オペラント条件付け(操作性条件付け)という原理を利用しています。

パブロフの原理(古典的条件付け)よりも更に、学習や行動に重点を置いた原理で、
報酬の強化によって行動意欲を引き出し、
反復練習(訓練)によって目的の達成率を高めるものです。

A、Bの原理を正しく利用するためには、犬の社会性・・すなわち群れ社会でのコミュニケーション能力を刺激する必要はなく、
逆に言えば社会性を無視した上で、
反復練習のみをしっかりおこなうことが大切です。

指導者として注意すべきことは、
条件の内容(報酬の強化、罰因子の強化)や、学習させたい行動の誘導方法、達成のポイントとタイミングについてです。
この見極めや計画が的確で、テクニックが上手であること。

この反復練習中、犬にはできる限り目的と条件と達成の関係に集中させなければいけないので、
犬の服従心やコミュニケーション能力は極力眠らせたまま・・・
目的達成に対し執着心をしっかり引き出すことに専念すべきです。

そこに指導者が威張った態度や上位者としてのプレッシャーを織り交ぜると、
犬はスムーズに学習できなくなります。

また、学習をうまく進めてくれる相手であればあるほど、
犬は即座に反応して的確に目的達成していきます。
飼い主でなくても関係ないのです。

達成を味わう楽しみを繰り返し与える相手であれば、強く反応(喜んだり懐いたり)します。

更に、褒める≠ニいうことが報酬として認識されていない犬には、
いくら褒めてもそれは精神的プレッシャー・ストレスにしかならないので、
褒め方の操作で犬に学習させることは難しい場合があります。

報酬にオヤツを使うのであれば、オヤツの内容やタイミングの研究・検証をしっかりおこない、
無用な褒めや態度は使わない方が良いでしょう。

最終的にはオヤツなどの報酬を無くしたい・・という目的があるならば、
オペラント条件付けからは外れてしまうので、
(何故ならオペラント式は、あくまで報酬の強化による学習行動の強化ですから・・.)

パブロフの原理のように、
生理現象を引き起こす程の徹底した反復行動を行うしかありません。

ジャンプしたらオヤツ・・
という課題だったら、
オヤツを準備する → ジャンプと声掛け → ジャンプさせる → オヤツ+褒める

という手順を、

ジャンプの声掛けだけでオヤツを連想し、ジャンプしてしまう →
褒められるだけでオヤツの満足を得る。

という効果をもたらす理論です。


一見難しいというか、無理のある理論ですね。
でも、条件反射行動を作るということは、訓練あるのみ!です。


長くなってしまいましたが、
ここで私が一番言いたいのは、
冒頭に戻って、、、

A、とBの原理に於いて、
@の原理は利用しないこと・・ということです。

つまり、条件反射を作り上げる躾方法であれば、
予測能力を伸ばし条件を省いて行く訓練に徹底すべきで、

上下関係や服従心の刺激や教育とは別の次元にあるものです。


犬の群れ社会で、上位者は群れの犬に、
細かい芸を仕込んだりはしません。
犬として生きるための鉄則や、他者との関わり方を教えるのです。


どんな原理を使って躾けるにしても、
犬は経験を通して自分に自信を付け、チャレンジして生きていきます。

ですが、方向性を決めたら、
あれこれ方法を変えたりごちゃまぜににしないことと、
その原理を理解して深く掘り下げ、集中しておこなうことが大切です。


報酬を与えつつ、リーダーシップをとろうという努力は・・
犬に混乱を与え学習に難題ぶつける躾方法だと、

今までの経験で私は懸念しています。

お心辺りのある方は次の項も是非ご参考にしてくださいね。













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posted by 犬のしつけと飼い方 at 02:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | コマンドと服従のトレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トレーニングの種類≠フ区別 その1

振り返ってみれば私も長い間混同して考えていたと思うのですが、
トレーニング方法はどんな原理に基づいて進めるのか、きちんと区別するべきだと最近強く思います。

先日は、リーダーシップが無いと指摘されて落ち込んでいる方から、
一から練習をやりなおしたいとご相談がありました。

今までのトレーニングの指導内容をお聞きすると、オヤツを見せながら、犬のテンションを上げつつ、
コマンドに従わせる際のリーダーシップが不足しているが故に、、
犬が言うことをきかないと・・・

トレーナーに何度も指摘され、自身の能力にがっかりしたと・・
ターゲットの犬が現れるとコマンドも聞かせられず、引っ張らずに歩くことも全然できないままなので、
飼い主さんはすっかり落ち込んでいらっしゃいました。

トレーナーからの指摘の内容は、すれ違う犬よりも飼い主さんがもっと魅力的であるべきだとのことです。

この手の考えで全然うまく行かないケースは何度も見てきました。
その全てを私が改善できたわけではないのですが、
うまく行かない理由はおさえておくべきです。

そもそも、リーダーシップというのは、オヤツに頼ることもなく、誘導のテクニックでもありません。
例えばリーダーがダメと言ったらダメなのです。
聞いたからと言って褒めるという条件さえ、与える必要がないこともしばしばあります。

犬同士、褒めて言うことをきかせる関係なんて、見たことありません。

それは条件付けともまた違う、犬の服従本能を利用した力の発揮の方法であり、

オヤツを見せた時点でリーダーシップというものからは意味がズレてしまいます。

『オヤツをあげるかどうか、私の判断次第だからね!!』と念を押す力のことを
リーダーシップと履き違えてはいけません。
それはただの、条件の内容や提示の仕方と、こちら側の駄々っ子ぶりの発揮次第ですから、
犬との関係は、駆け引きばかりになります。

なんとな〜く、犬との関係がお互い伺うような気持ちばかりになってしまったとか、
キラキラした笑顔が減ってしまったとか、
ガツガツと執着物に食らいつく豹変ぶりが怖いとか、
飼い主さんが直感的に不安を感じられることも多々あります。

そんなときは是非原点から見直しましょう。

そのトレーニング方法に矛盾はないか。
犬の本能や利用している原理との作用は理論的に間違っていないか。


次のページで具体的にご紹介しますね。


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posted by 犬のしつけと飼い方 at 00:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | コマンドと服従のトレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年03月22日

犬にとって自然なアイコンタクト

アイコンタクトについては以前も書いたことがあると思いますが、

最近ちょっと問題を感じることが多いので改めてポイントを絞ってお話したいと思います。


まず、犬は目を合わせる数少ない動物だったので、
その要素・習性もまた、人と共に暮らしはじめる重要なきっかけになったそうです。


犬は人の目を見て、意思を伝えたり読み取ろうとしたりしますからね。

他の動物たちはどうかというと、
情報を察知しようと人をじ〜っと見つめることはあるそうですが、
意思疎通を図ろうという行動とは違うそうです。


人と暮らし始めて習性が変わったことで、アイコンタクトによる要求表現をする動物もいるかもしれませんが、

犬は元来からアイコンタクトによるコミュニケーションを行うそうです。

そんな習性を利用して、犬の要求行動を引き出しながらアイコンタクトをさせることで、
訓練をより的確なものにしていくことができます。

求喜行動の強化とでも言うのでしょうか。

ハンドラーの目をじ〜〜〜〜っと見据えたまま、足元の安全さえ確認せずに、磁石に引き寄せられるように行動出来るのは、
アイコンタクトを維持することが従順さの現れだとする、訓練界の必須事項になっていて、
皆さんそれに向かって練習を重ねるからなんでしょうね。


訓練の仕上がりを評価するような場(ショーや競技会、各団体の訓練資格取得)を目指す方以外は、
それほど強いアイコンタクトを求める必要はないのではと思います。

ちゃんとした訓練士さんは求喜行動を引き出すのがお上手でしょうが、
通常の飼い主さんがあまりに長い時間のアイコンタクトを強要すると、犬は目を合わせることを避けるようになってしまいます。

犬が目を見て理解を示すのはほんの数秒のことで、
じ〜〜〜っと見つめるというのは本来は喧嘩の前の情報収集の最中の行動。
あるいは強い要求があって執着が激しい時の行動。


アイコンタクトを教えようと見て見て見てとしつこく繰り返し、
目を逸らしたら叱り、
じっと見つめさせる・・・

私が思うに、犬の行動習性から大きく外れた、習性を無視した強要。

『ケンカしたくないんだ!緊張を真に受けられないんだ!』と、目を避けたくなるのが自然な行動習性。


アイコンタクトは、呼びかけて0.5秒くらい、一瞬ちらっと見てくれたら十分。

そこからスタートして、長くても1〜2分で十分なのではと思います。


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posted by 犬のしつけと飼い方 at 02:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | コマンドと服従のトレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

執筆者:Kanako Jo IMG_3752.jpg
愛知県にて犬の躾方・接し方コーチングと、 Work Shop の運営をしています。
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