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イタズラ噛みや執着心を持たせない方法 その6

接し方と飼い方でしつける!プロドッグコーチの実録と犬の基礎知識をご紹介します。
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    2012年05月18日

    イタズラ噛みや執着心を持たせない方法 その6

    イタズラシリーズが長く続きますが、まだ続きの対応がありますので『その6』としてご説明致します。

    トレーニングに臨まれる際は、前回までの内容を十分ご理解の上確実に段階を踏んで進めるようにして下さい。


    今回は、前回までの練習を済ませたワンちゃんに対して、実際にイタズラ行動の現場での対処の仕方をご説明します。
    前回までの練習を積んでも、イタズラ行動を繰り返して来たワンちゃんはどうしても条件反射で特定のモノを銜えてしまうことがあります。

    悪い反射に対してはその都度確実に対処し、正しい反射を植え付けるように教えて行くことが大切です。

    例えばイタズラ噛みや特定の物への執着が見られるようになってから1年問題行動を繰り返してきたワンちゃんは、その悪い条件を消すまでに同等の時間を要することもあります。

    イタズラ行為が直らないのではなく、反射行動を正すのに時間がかかると考えて、日々根気良く対処していくことが大切です。

    前回までのように練習をしたケンシロウ君も、ティッシュは噛んだり食べたりしてはイケナイ物なのだと正しく認識することはできましたが、
    考える前に反射的に噛んでしまったり、ティッシュを見ると興奮してしまうような条件反射はすぐには消えません。

    ですので、実際にティッシュをパクっと銜えて逃げようとする行動は何度か繰り返すことが予想されます。

    そこで、前回までのようなティッシュを噛ませずに距離をとって諦めさせる練習に続き、
    実際にティッシュを銜えて逃げようとした時に、「それはイケナイ行為だ」と教えるような、今までよりもう一歩進んだ練習についてご説明致します。


    まず、『その2』でも申し上げましたが、
    犬が目標物を噛み始めた時は絶対に取り上げたり奪い返したりしてはいけません。
    闘争心や執着心に火が点き、攻撃的になったり更に強い執着心を植え付けてしまうことがあるからです。

    また、オヤツなどを見せて交換するように仕向け、目標物を取り返す方法もあまりお勧め出来ません。
    悪い行動に良い条件を与えてしまうことになるので、問題の根本的な改善から更に遠ざかってしまうことになります。

    理想的な対応は、まずイケナイ物を銜えた犬の、首から背中にかけてのお肉などを捕まえ、その場でじっとさせます。
    逃げないように取り押さえる感じです。

    そして、「イケナイ」とか「ダメ」などの禁止のコマンドをかけながら、犬が銜えた物を維持するのを少し待ちます。
    この時飼い主さんが力んでいたり闘争心剥き出しの心理状態にならず、落ち着いて理解させようという目標を明確に持って臨むようにして下さい。
    あまり力が入っていたり焦って興奮気味であったりすると、犬にも力が入って所有欲が強くなり、銜えた物を飲み込んでしまおうとすることがあります。

    犬が飲み込むような行動を見せずじっと様子を伺うような状態であれば、掴んだ手を犬の後頭部から顎にかけて回し、口の根元(口内の上顎と下顎の関節あたり)を人差し指でグッと押します。

    両手でも片手でも構いません。

    すると犬の顎関節が自然に開き、銜えていた物が口から落ちるような状態になります。

    この時犬に痛みはほとんどありませんが、自分の意に反して顎関節が開いてしまうので、驚いてキャンと鳴く犬もいます。
    犬は驚いた時にも一瞬の悲鳴を上げることがありますが、飼い主さんがそれに驚いて動じないようにして下さい。

    目標物が犬の口から落ちたら、その位置のまま下の動画のように、落下した目標物から距離をとらせるように仕向けて、所有してはイケナイと伝えます。

    ここまでの解説を、モデルのケンシロウ君の練習の様子を撮った2つの動画でご確認下さい。

    以前の記事『その2』で掲載した動画も再度載せます。
    *この時は私の不注意で練習中にティッシュをケンシロウくんに奪われたような状態です。
    ハプニングが起きても練習に結びつけ、結果的に成功すれば問題ありませんので、心の準備だけはしておくようにしましょう。




    もう一つの動画では、ケンシロウ君のイタズラの対象であるスリッパも登場させました。
    ですがあまり悪い反応(イタズラ噛み)を見せないので、敢えて悪い反応を誘って練習しています。
    スリッパを噛んではイケナイと私に注意されたケンシロウ君は、私が隠しておいたティッシュを噛んで走り去ろうとしたので、即座に捕まえて口から出させる練習をしました。




    このように、噛んではイケナイと先に認識させ、実際に噛ませて吐き出させ、再度距離をとらせて完全に諦めさせる練習を、きちんと時間を作って根気良く繰り返して下さい。

    繰り返しの練習は、悪い習慣を正しい習慣へと擦り替えてくれます。
    着実に進歩していることを実感出来る楽しい練習ですので、愛犬と通じ合い尊重を得ることを意識して取り組んで下さいね。


    次回はこのシリーズの最後に、ティッシュへの執着心を消す練習を積んだケンシロウ君の今の様子をご紹介したいと思います。
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    この記事へのコメント
    初めまして。2ヶ月の子犬を引き取って2週間になります。きのうやっとケージが届いたので昨日からケージがメインの生活をしています。悩み相談は只今お休み中との事なのにコメント欄から申し訳ありません。
    トイレは基本外でたまにパッドでやっていたのですが昨日から一回もパッドでオシッコすらしてくれません。ケージが狭すぎるのか、外に行くまで我慢しているのか・・・なので我慢してたら可哀想と思い外に連れて行ってます。私としては外でもパッドでも出来るように両立したいのです。また詳しく色々相談したい事もあるのでお悩み相談の再開楽しみにしています^^
    長文失礼いたしました。
    Posted by Coco at 2012年05月31日 07:04
    Cocoさま

    コメントありがとうございます。

    パッドというのはオムツのようなものでしょうか?
    もしオムツタイプでしたらストレスがかかるので外してあげた方が良いですね。

    出来ればペットシーツをケージの中に敷いて教えていく方法が良いです。

    早めにトイレシーツでトイレを認識させられたら随分助かりますが、
    将来的にはトイレで排泄出来るようになりますので、きちんとした対処と心構えを持って取り組めば大丈夫ですよ。

    あまりCocoさんが排泄を伺うような態度ではなく、失敗を恐れず、まずワンちゃんのオシッコ前の仕草やタイミングをよ〜く観察するようにして下さいね。

    その子の癖や特徴を見抜いてから場所を教えて行けば大丈夫です。

    出来ればケージ内で排泄するまで待って頂きたいですが、お部屋を汚されるストレスを一旦忘れて、まずはありのままの排泄を許してあげて見て下さい。

    ご参考になる記事を早めに取り上げるようにします。
    また、ご質問がありましたらお気軽にコメントにお寄せ下さい。
    Posted by 管理人 at 2012年05月31日 17:31
    三ヶ月の子犬を飼ってるんですが
    ウンコとかをティッシュで取ろうとすると
    興奮してしまうんです。

    三ヶ月の子犬でもこの躾は出来ますか?
    Posted by マサ at 2013年12月28日 04:49
    マサさま

    遅くなってすみませんm(_ _)m

    特に子犬は奪い合いを楽しむうえに、ティッシュのようなふわふわしたものは刺激的ですね。

    この躾は年齢・月齢に限らずできます。
    ただ、小さいうちは1回2回では理解しないので、その都度根気よく、同じ対処を徹底して繰り返さなければいけません。

    うんちをお掃除するとき、競争のように取り上げようとせず、出来るだけ落ち着いて対処してくださいね。

    また、ウンチのお掃除のとき以外で、ワンちゃんと取り合いの遊びをしてあげると良いと思います。
    いらないタオルなどを振って誘い、取り合って、途中で離して・・という練習が出来たら一番良いのですが。

    遊び心がたまたまウンチに向いていますが、子犬としては正常な反応なので、別の発散先を作って上げると良いですね。

    大変な時期だと思いますが頑張ってくださいね。
    Posted by 管理人 at 2013年12月29日 17:03
    初めまして、シリーズ読ませて頂きました。
    細かい解説でよくわかりました。
    1歳になったメスのトイプーですが、うちは書かれていた噛んではダメなものを持ち去り、執着し近づくだけで威嚇し唸って、怒って取り上げると暴れ襲うように唸りながら噛み付いてきます。血が出るほどではないですがかなりきついです。落ち着いたら手をなめてゴメンねの様な態度を取ってきますが。
    このような場合の犬はトレーナーにと書いてあるのを見てやはり素人では無理なのかと思っています。トレーナさんに頼めば直るのでしょうか?お散歩もわたしの横につきますし、おトイレも失敗なく、フリーで留守番しても待つことができ、他ではあまり苦労はありません。
    ただ物に執着と呼び戻しができないので
    困っています。
    Posted by えみ at 2015年03月24日 23:40
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