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膝の上に乗った犬の心理と対応 その1

接し方と飼い方でしつける!プロドッグコーチの実録と犬の基礎知識をご紹介します。
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2011年11月30日

膝の上に乗った犬の心理と対応 その1

今日は実際に日頃の犬との接し方について、シビアに向き合って考えて頂きたい注意点をご説明します。

子犬を飼うと、その温もりに触れるだけでつい幸せな気分に浸ってしまいます。
小さくて愛らしくて、守ってあげなければならない大切な愛犬ですから、求められれば無条件に愛情を注ぎたくなるものですね。

飼い主さんの寛大な愛情は、愛犬のどんな仕草にも注がれることが多々あります。
人間の側からすれば、子犬のどんな行動にも大きな愛で包んであげることこそが飼い主!そう考える人は少なくありません。

しかし犬の行動を細かく読み取って行くと、子犬・成犬にかかわらず、犬たちは犬としてのメッセージを様々な行動で人間に送り続けています。

例えば膝の上に飛び乗って飼い主さんの顔を舐めるような行動・・・
ピョンと飛び乗る仕草、嬉しそうな笑顔、率直に可愛いですから、「そうかそうか、そんなに私が大好きなのね♪」と捉えてしまいます。

通常、子犬は甘える目的で母犬の体の上に乗ることはまずありません。
離乳期に母犬の口元を執拗に舐め、母犬の口から食べ物を貰うような行動を示すことはありますが、根本的には甘ている行動ではなくて餌の要求行動です。
幼犬の本能として餌を要求する際の興奮と喜びの感情が結びついて、成長とともにそもそもの要求目的がなくても感情表現として飛びつき行動が残ることはよくあります。
飼い主さんや大好きな人に対しては、顔に近付こうと飛び付いたり膝に乗るような行動に移行していきます。

さて、ではもし犬が嬉しそうに近寄ってきて、膝の上に飛び乗って、喜びを表現するかのように体を摺り寄せてきたら、いつもどのように対応していますか?

相手が小さな犬であれば、きっとヨシヨシと撫でて可愛がる方が多いと思います。

でも相手が20kg以上もある大きな犬であれば、その重さにたまらず犬を払いのけるかもしれません。

犬の大きさに関わらず、小さな子供や来客時のとこを考え、今後そのような行動を癖にしては不都合なことが多いから・・・と、出来るだけ膝の上で喜びを表現させないよう対応策を考えるかもしれません。


私がいつも気を付けて対応しているポイントは、犬がどんな心理になっているかを考えて接し方を選ぶことです。

犬が人の膝の上に飛び乗って、その状態で可愛がられてしまうと、犬にとっては上位を差し出されて認めさせていることになります。
「ワンちゃん、あなたがボスだよ、強いんだよ〜」と教えているような感じです。

子犬同士がジャレ合いになり上に乗った方が上位になるように、犬は他の動物の上に乗ることで上位を得たと受け取る心理があります。

愛犬を上位に仕立て上げてしまうと、愛犬は飼い主さんを従えて守る方法を探し続けることになります。

愛犬は膝上≠ニいう上位の立場を渡されながら、飼い主さんから突然『吠えてはダメ!』、『噛んではダメ!』、『オスワリ』、『マテ』・・・なんて言われると、関係に一貫性が無く矛盾を感じ、自分の地位を示す方法を見つけては誇示するようになります。

これらは犬の心理に反する接し方と躾です。
犬の心理に矛盾があれば当然ストレスを感じ、一度得た上位の地位を示すことの出来るあらゆる方法をぶつけてきます。

無駄吠えや噛みグセ、引っ張り行動、物や餌への執着などにお困りの飼い主さんは、今一度日頃のご自身と愛犬との行動を、犬の心理面を踏まえてチェックしてみて下さい。


下の写真は生後半年のケンシロウ君の例です。

膝上でヨシヨシ.JPG   このポジションではナデナデしないで下さい。
 膝の上でリラックスして眠ってしまっていても良い状態とは言えません。
 飛び乗ろうとした際にすぐに手で払いのけたり、立ち上がって膝に乗せないようにしましょう。



膝上でカミカミ.JPG このように膝の上で大好きな物をかじっているのは、膝上でリラックスしているときよりも支配性が強く現れている時です。
飼い主さんには渡すつもりのないおもちゃを独占していることを示しています。


膝降りてリラックス.JPG  理想的な態度はこのように飼い主さんの傍で寝そべってリラックスしていることです。
  
膝に乗ることを拒まれ続けると、犬は諦めて座ったり伏せたりします。
犬が諦めるまでに時間がかかる場合もありますが、そこで屈してしまっては上位者(飼い主さん)として忍耐力を示すことができません。
上にになる者は一貫性と忍耐力を持っていなければいけません。
感情的に苛立ったりやたらと声を発してはいけません。黙って示し続けるだけです。

この写真のケンシロウ君ははまだ耳を澄ましていますし、飼い主さんの前にいますので、完全に従順とは言えない状態です。
飼い主さんの横や少し離れた部屋の端の方で、顎を床に着けてリラックスしている状態であれば完全に飼い主さんを信頼して身を委ねていると言えます。

良い状態の時には体を撫で下ろしながら褒めても良いですし、ただ心の中で愛情を伝えるだけでも十分です。

可愛がりたいという飼い主さんの欲求は、可愛がっても愛犬に誤解を与えない状況を選ぶか、意図的に正しい状況を作ってから、存分に愛情表現するように気をつけて下さいね。
躾をする心構えとして、犬の心理に準じて矛盾点をなくすことが一番の近道です。
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posted by 犬のしつけと飼い方 at 02:25 | Comment(10) | TrackBack(0) | 犬の飼い方/Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

犬が可哀相
上とか下とか考え過ぎ
こんか飼い主やだな
愛情が全く感じない



ペットをしもべって思ってるんちゃう
Posted by あや at 2012年11月15日 23:24
あやさま

上下関係を気にしなくても問題なく飼っていける犬もいますので全ての犬にというわけではないです。

犬の問題行動を直そうとするとき、状態によっては、悪い行動を叱るだけでは根本解決にはならないというのが私の持論です。
日頃から問題の原因を作らないように気を付けて飼わなければいけないワンちゃんもいますので、問題を感じる方はご参考にして下さい。
Posted by 管理人 at 2012年11月21日 01:04
こんにちは、初めてコメントさせていただきます。結構前の記事なので見ていただけるかわかりませんが...
まだ一ヶ月半の幼犬(トイプー♀)と暮らしているのですが、しょっちゅう膝上に飛び乗り、時によじ登り耳たぶをカミカミしようとします。
幼犬はまだ好きにさせてあげてという記事と、膝上に乗せるのを辞めさせるという記事を読んでどうすればいいか悩んでます。
四ヶ月くらいまでは、トイレとゲージ内の吠えを辞める事だけ覚えてくれれば良いとは思っているのですが、膝上やベッドによじ登るのを辞めさせた方が良いのか、、悩んでます。

実家でトイプーを二頭飼っているのですが、当時から世話は母に任せっきりだったのでわからない事だらけです(>_<)
Posted by はる at 2013年05月12日 21:44
はるさま

コメント頂いてから2ヶ月以上も経ってしまい、既に問題が変わっているかもしれませんね。遅くなって大変申し訳ありませんでした。

本来は、子犬でも分別を教えていかなければいけませんので、膝上に乗って甘える行為を許したことによって、他の問題もひどくなるようでしたら、膝上での甘えはやめさせるべきです。

他に特に問題を感じられないようでしたらとりあえず興奮を煽らないように対処してください。

犬には、これだけは許すから・・というこちらの譲歩が伝わりません。

行動の中で、挑戦的なものや上を目指すようなものの予兆を読み取って対処した方が良いので、現在も気になる行動がありましたら専門家にご相談下さいね。

気をつけた方が良い行動の代表的なものは、警戒して吠えたり、排泄場所が定まらなかったり、飼い主さんの大切な物をわざわざおもちゃにする・・などです。

またお役に立てる情報を出来るだけ取り上げるようにしてまいります。
Posted by 管理人 at 2013年07月21日 15:34
膝の上に乗ったら上位とか膝の上で物かじってる時は支配性が強いとか間違った情報、考えは載せないほうがいいと思いますよ。
読んでてあなたが扱ったワンコ達が可哀想に思えます。
Posted by まぁみ at 2013年11月05日 00:07
まぁみさま

私の考えで改善している犬がいる限り、少数派ですが解説を載せていきたいと思います。

情報は選ぶ時代だと思うので、他の方法でうまく行かない方がご参考にして頂ければと思います。

私の場合、事が起きてから叱ったりキツく当たるよりも、事前に対処できることを出来るだけ紹介したいと思っております。
Posted by 管理人 at 2013年11月09日 21:40
具体的で読みやすい記事を書いて下さりありがとうございました!うちではマルチーズ2匹を飼っていますが、確かに無駄吠えや噛み癖のある方の子は人の上に乗りたがり、大人しい子は膝に乗せても降りて横にねそべります。可愛がろうと思って膝に乗せても撫でていたのですが、逆に犬を混乱させていたのかもしれません。写真付きでとても参考になりました。
Posted by ぬか at 2014年01月23日 08:19
普通にお座りから色々なことをうちのプーちゃん(トイプードル)はしてくれますよ。
散歩も私の顔を見て、待てといえばとまりますし、とても良い子です。
家ではストーブの前に座れば膝の上に乗っかってきて甘えてきますが、この行動で上下関係が決まるなんて全く信じられませんね。
あと、愛犬家は普通、犬なんて言葉使いませんよ。
ワンちゃんとかって言いますよ。
多分、あなたはワンちゃんが好きではないのかもしれませんね。
間違った情報を載せないでください。
削除してください。
Posted by といぷー at 2015年03月04日 18:23
とてもためになる情報をありがとうございました。1歳の誕生日を迎えた小型犬がいます。子犬の時期に基本的なトレーニングを受けましたが、無駄吠えがエスカレートしているのと引っ張りっこ遊びですぐ唸るのがおかしいと思い色々情報を集めました。リーダーと認められていないことは気づいていたのですが、膝にのせるのがまずいと気づくのに時間がかかってしまいました。小さい頃から膝でおもちゃをかみかみ…最悪です。家族で徹底、すぐやめます。ありがとうございました。
Posted by おべんとガーデン at 2016年04月13日 08:24
別に人間がいなければ大きく進化して
7,8年を野山でかけまわっていきてる
最終進化のおいぬさまだし上でも良い
あと1,2か月で親兄弟からはなれるんだし乗せても良いよ
Posted by てゐ at 2017年03月11日 10:10
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愛知県にて犬の躾方・接し方コーチングと、 Work Shop の運営をしています。
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