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現場からの犬のしつけと飼い方ブログ

接し方と飼い方でしつける!プロドッグコーチの実録と犬の基礎知識をご紹介します。
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    2013年11月24日

    新生子期の影響を知りましょう

    FJ310334 (1).jpg



    この2匹・・・姉妹なんです。

    顔も体つきも全然違います。

    まあ、毛色が違うのは、よくあることですけど。


    白黒ちゃんは1.5kg、
    白茶ちゃんは、4.3kg

    ポメラニアンとしては小さすぎるのと、大きすぎるのと。

    連れて歩いていても姉妹だとはどなたも気付きません。



    犬って同じ親から生まれ、同じ環境で育っても、
    体格や顔の予想はなかなかつかないなーと、よくそう感じます。

    ですからブリーダーさんで親を見てから体格などの予想をするのは、ちょっと判断材料が少なすぎますね。

    子犬を選ぶときは、親犬のようになるのかどうかも分からないですし、きょうだい1匹ずつ、みーんな、全然違うんだって思って頂いた方が。。


    しかし参考になるのは、親犬が飼われている環境ですね。


    飼い主や来客に対してどのような態度をとっているかが、まず第一。
    そして飼育の細かい状況や他の犬とのコミュニケーションの取り方です。

    これらは刷り込みで子犬にも受け継がれています。



    性格が違うのに、刷り込みで何が変わるの!?って、それは、


    例えば警戒心や恐怖心は個々にそれぞれですが、それを克服出来る力はきょだいよく似ています。

    恐怖や未知の対象に対しての構え方はそれぞれですが、それについての感じ方や読みの深さ、予測の仕方はきょうだいでよく似ています。

    甘えたい欲求、満たされる度合い、体力もエネルギーも個々に違いますが、
    精神的な柱、受け皿はきょうだいよく似ていて、
    ショックからの回復や物事の取り組み方などはそういったベースで随分と変わってきます。


    要するに、精神の柱、心の受け皿の大きさは、
    親や環境の影響を大きく受けます。


    受け皿が大きいほど、躾がしやすく飼いやすいと言えます。

    最近は、そういった受け皿をきちんとつくることが出来る環境が減ってしまっていることが、残念だなと感じます。
    親犬と過ごす社会化期は割と重視されつつあるのですが、
    親犬の資質や、環境についての重要性も同時に注目していかなければなりません。

    これは社会化の教育以前の問題ですね。

    子犬が生まれた瞬間からの、情緒を育む期間(新生子期〜移行期、生後4週齢くらい)を、いかに健やかに豊かに過ごさせてあげるか。
    これによって社会化期から若年期以降の取り組む内容が大きく変わってきます。


    この、新生子期〜移行期の、生まれて約1ヶ月の期間をもっともっと質の良いものにして行ける社会に!!と、
    成犬の問題改善に取り組みながら感じます。

    人間もそうですが、哺乳動物は、意識的ではなく感覚的に得る安心感というものが備わっていないと、
    一人前のオトナになりきれないのです。

    見た目だけではなかなかわからない精神的柱、心の受け皿。

    問題行動の改善がなかなかうまく進まない方は、新生子期の影響も少し探ってみると、今後の取り組みのヒントが得られるかもしれません。
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    posted by 犬のしつけと飼い方 at 23:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 子犬の飼い方と躾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
    2013年11月01日

    『同情するなら○○○をくれ!』?

    一時流行りましたね。。
    家なき子で。
    『同情するなら金をくれ!』

    情けは無用。
    そんことより物質的な対価を要求する節ですね。


    人は、特に日本人は情が厚く人の気持ちを察したり汲み取ったりすることが得意です。


    人間の子育てに於いては、
    子供が悩んだり困ったことがあればまず、共感してあげることが大切だと言われています。

    同情するのではなく、共感。

    同情と共感は似ているようできちんと区別して使い分ける必要があるそうですね。

    気持ちを察して配慮したり哀れんだりするのが、同情。
    相手とは違う立ち位置から、思いやったりいたわったり、気持ちを理解した上で物事を考えることです。


    そんな気持ちだったんだねと、理解してあげるのが共感。
    励ますでもなく、否定したり肯定したり意見を添えるでもなく、ただ、その気持ちをともに味わったり、受け止めてあげること。



    では、犬と接するとき、
    犬の気持ちがわからないとき、
    犬が困難な状況にいるとき、
    犬が大はしゃぎしているとき、

    犬の気持ちを汲み取って同情したり共感したりすると、どんな影響があるのでしょうか。


    犬は気持ちを理解してもらうことよりも、
    どうあるべきかを示してもらいたい動物です。


    痛みに苦しんでいる犬に、「痛いんだね、かわいそうに、頑張って、」と、同情して励ましてしまうと、
    犬にとっては自分の感覚に対し、痛みなどのダメージがあることが決定付けられてしまい、その状況・念から抜け出せなくなってしまいます。

    治ったはずの、痛くもない足をいつまでもかばって歩いてしまったり、
    発作のような嗚咽を起こしたり、
    弱点を抱えてしまうことによって弱さを隠そうと、威嚇行動がエスカレートしたり、

    困難な状況や興奮したテンションで決定付けられた感覚はなかなか抜けません。


    犬のためを思うなら、例えば苦痛を伴う状況にいる場合、
    「あなたは大丈夫、必ず回復する!」と強く良い結果を信じ、今の弱さを認めないような態度をとってあげるべきです。

    困惑していたら、
    「私みたいに堂々としていなさい、何も恐れることはない!あなたはもっとしっかりしてるはず!」と、
    あるべき姿をイメージしてあげるべきです。

    興奮した態度で甘えてきたら、
    「そんな騒がしいあなたには向き合えない、ちょっと落ち着きなさい」と諭したり。


    落ち着いて共に正しい気持ちで物事に臨んでいるときや、リラックスしているときこそ、共感して、
    そんなあなたが一番大好きなんだよと、大正解を決定付けてあげるべきです。

    本来あるべき心理や姿に正すようなイメージで、
    過剰に感情移入しないように接しなければいけません。



    さて、犬との接し方に於いては、表題の
    『同情するなら○○○をくれ!』

    の、○○○・・・には何が当てはまるでしょうか。


    正解は、
    上位、上の立場、あなたの支配権、・・・などなどです。

    犬の世界では、同情や共感といったフォローの仕方は優しさとは違い、強さを示せないような弱者のすることとみなされてしまいます。

    弱者を傍におくということは犬が自ら上位に立って家族をコントロールする必要に迫られることです。

    弱さを感じ取って家族を守ろうと、一見愛情表現のような行動をとる犬もいます。
    しかし、以後はその犬がさらなる責任を負い、家族を守らなければというプレッシャーを抱えることになります。


    同情するなら上位をくれって、そこまでストレートな要求ではないのですが、
    その対価は、求めるというよりは、本能的に感じ取って強いられてしまうものです。


    犬を飼い始めるとき、
    特に小さな子犬や、保護した犬や、行き場のない犬の里親になるとき、問題行動の躾に取り組むときなど、
    少しでも慈悲の心、か弱さを汲み取る心があると、飼い主が犬に安心を与えられる存在ではなくなってしまう可能性があります。

    今後、犬の躾や、飼育放棄犬の救済活動が正しく広まっていくには、
    このような気持ちの面でのポイントを理解して取り組んでくださると一層活動が実を結ぶでしょう。

    救済活動に関わる場合は特に、犬の命を助けたなら、心身も救ってあげなければ。

    同情や共感によって弱さを認めてしまわず、理想を掲げ、本来のあなたはそうじゃないよと、
    しっかり伝えて正しい精神状態へと導いてあげると、比較的スムーズに正しい行動をとれるようになります。
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    posted by 犬のしつけと飼い方 at 03:11 | Comment(4) | TrackBack(0) | 犬の飼い方/Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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