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現場からの犬のしつけと飼い方ブログ

接し方と飼い方でしつける!プロドッグコーチの実録と犬の基礎知識をご紹介します。
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2013年07月15日

犬の訓育

以前から私は、子犬には躾躾と頑張りすぎず、子犬らしさを大切にしましょうと書いてきました。

が、

本音を言いますと、正確には、
『間違った躾をし過ぎるすくらいなら子犬のやんちゃを放置した方がマシです』 ということです。

今更済みません。

最近の子犬の躾は、本当はとても難しいものです。
何故なら、生まれ育った環境から、正しく訓育を受けていないから。
どのような訓育を受けて育ったのかと、個々の性格を見分けながら教えていかなければいけないことがたくさんあります。

本来子犬は産まれた直後から親犬からの擦り込みと、親を含め環境などから訓育を受けて育ちます。


訓育とは、、人間の辞書から抜粋しますと↓

【訓育】
感情・意志・行為などに働きかけながら人格の形成を目ざす教育作用の一側面。性格形成、道徳教育と同義に用いられることもある。
教授が知識や技能の形成を目的とするのに対して、訓育は、ひとりひとりの子供と全人格的に交わり、その子供の個性的特性に直接働きかけながら、訴え、訓戒、警告などを通して、道徳的な確信や
行為能力や態度を身につけさせることを目的とする。そのためには、教師の人格的特性が決定的な役割を果たす。



という意味です。

犬も躾や社会性(教授・・知識や技能)の以前に、訓育が必要です。

訓育を受けていいない犬は、何が正しくて、何が間違いで、間違っている時にどのような面を読み取り、どのような態度で受け入れ、その後どう行動するのかを知らずに成長してしまいます。
そういった子犬に悪い行動をやめさせるよう躾を入れるのは、正解と不正解だけを掲げて表面的に示す方法に頼るだけでは本来不十分なので、中には非常に苦労される飼い主さんもいらっしゃいます。

逆に、正しい訓育を受けて育った犬には、悪い行動や態度を一言で伝え、引き下がらせたりわきまえさせることが出来ます。

実際に、親犬が子犬に訓育をしている場をご覧下さい。




動画の中で、親犬はおもちゃを独占し、その後解放しながら、子犬に対し色々なことを教えています。

目に見える行動は、
親犬の所有しているおもちゃに、子犬が興味を示して近付こうとすると、親犬は低い声で唸り、所有物と子犬との間に顔を置いて私のもの≠ニ主張しています。
子犬が顔を背けたり、また興味を抱いたりを繰り返しています。
また、親犬も途中で子犬の顔を舐めて愛情を示しています。
結局親犬は私の声に気付いて、おもちゃを置いてこちらへ来ました。
その後子犬がおもちゃで遊び始めても素知らぬ様子です。

このやり取りの中から伺える訓育は、

・唸ることの意味、所有することの意味
・所有を示すことは、攻撃前の威嚇とは違いただのサインであること
・所有権の主張を感じ取ったら、それ以上踏み込んではいけないということ(ご褒美も罰も使わず、気を読めということ)
・愛情とは何でも与え・受け入れることではなく、示しながらその合間に意識として伝えること・・つまりご褒美ではない
・所有のアピールが終わり相手が所有物を残して立ち去ったら、所有権は他へ移る可能性があること
・上位者(親)は所有物よりも飼い主の愛情を求めていること

などなど・・・

この訓育によって、子犬も色々なベースが出来ます。
・何かを独占している相手に対するアプローチの態度
・所有権を示すということは強さの顕示だけではないこと(強さを顕示したい時に独占欲に依存しすぎないこと)
・所有物の主張のサインを見逃して突進しないという、喧嘩の回避方法
・所有者が立ち去るまでは、好奇心も所有欲も抑えて待つという忍耐力
・所有することへの執着の程度、節度
・所有欲の対象と飼い主への愛情とのバランス


などなど。

訓育を受けていない犬は、成長が進んだ段階から躾と並行して教えていかなければいけない、人や犬とのルール・道徳があるのだという風に捉えて頂ければと思います。
ですから根気が必要ですよと表現してきました。
難しいですね。
またじっくり、この問題と対策について私なりに解説していきたいと思います。



ジョアンのいぽDiaryでも時々触れています。
ご興味のある方は是非ご覧下さい。

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posted by 犬のしつけと飼い方 at 23:37 | Comment(2) | TrackBack(0) | 社会性の育成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

執筆者:Kanako Jo IMG_3752.jpg
愛知県にて犬の躾方・接し方コーチングと、 Work Shop の運営をしています。
個別のメッセージなどはこちらまで → メールメールフォーム
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