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現場からの犬のしつけと飼い方ブログ

接し方と飼い方でしつける!プロドッグコーチの実録と犬の基礎知識をご紹介します。
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2013年01月29日

犬の個性と社会性

犬の躾って、マニュアル通りに行かないことがとても多いです。

犬も1匹1匹、性格が違い、生い立ちが違い、環境が違い、それを個性と総称して、
個性に合わせた躾や接し方が必要ですから、

マニュアルというよりは参考程度に情報を探すと良いですね。


例えば同じ親から同じ日に産まれたきょうだい犬でも、性格は全然違ったりします。


エネルギッシュな犬、のんびりな犬、臆病な犬、愛想の良い犬、食いしん坊、食の細い犬、粘り強い犬、飽きっぽい犬、同じ餌を同じ量与えてもお腹の調子もそれぞれ・・・・


同じ誕生日、同じ親、同じ環境で産まれ同じ環境で育ったきょうだい犬でさえ、個性は違います。

同じように躾てうまく行く場合、行かない場合、色々あります。
ですので、しっかり個性を見極めて接し方や躾を実践しましょう。


しかし、私が最近強く感じるのは、個性は違えど犬としての器≠フ違いには、ある傾向が見られること。


安定した犬から産まれ、幼少期に親・きょうだいと肌と肌で触れ合いぶつかりあいながら育った犬は、深くて広い、柔軟な対応力を持っています。


最近では犬の社会性について重要視されるようになってきましたが、私が感じる器≠ニいうのは社会性の影響なのかなとも思います。


先日もその特徴的な体験をしました。

生後4ヶ月のトイプードルの子犬に保定を受け入れる練習をざっと2時間くらいかけたのですが、最終的には不十分なまま、クリアできませんでした。


それが、別の日には生後5ヶ月のボストンテリアに、いとも簡単に、数分でクリア出来てしまったのです。


面白いことに、両者の問題行動はとてもよく似ていました。
興奮が高く食糞があり、いつも家族に要求をぶつけているワンちゃんたちでした。

顕著な違いは犬種と、それから産まれた環境・過ごし方・飼うまでの経緯でした。


身体的な力ではボストンテリアの方が遥かに勝っているはずなのに、2kgほどの小さな子犬に何時間も手を焼くこともあるなんて・・・・

生後35日でショップに陳列されたプードル と、生後2ヶ月半まで安定した親犬たちと過ごしたボストンテリア、
社会性の差は認めざるを得ません。


私の方法で、保定をクリアするというのは、犬の体を横たえて体のポイントを抑え、ただじっとしてリラックスを促すことです。
手足の緊張が無くなり、瞬きがゆっくりになり、その場でじっとさせられていることに不安や恐怖を感じなくなることです。


クリア出来ると全身の緊張が取れ、心地よさそうにグーグーと寝入ってしまうワンちゃんが多いです。


保定の必要性を感じてこの方法を取り入れ始めた頃は、犬によって多くの矛盾を感じて戸惑いました。

しかし、その都度情報を集めていくうちに、親の性質や幼少期の過ごし方の違いに行き着きました。

親の性質や幼少期の過ごし方は、社会性を育むものです。
その差は犬の内面の奥に、個性とは別の次元で、しっかりと残るものだと常常感じます。


犬の社会性というのは、単純に複数の犬と触れ合うだけでは身に着きません。


また、外の環境や賑やかな場所に無理やり連れ出すだけでも成果は期待できません。


本来は、精神状態の安定した親犬や、きょうだい、同年代の子犬たちと触れ合いながら、心身に刷り込まれていくものだと思います。


その時期やチャンスに恵まれなかった犬は、成長過程・あるいは成犬になってからでも結構ですので、個性に合わせた環境・状況で、適切な犬や人のもとで教育しながら経験させることが、訓練的に社会性を身につけるということです。


教育者になってもらうべき犬は、年齢や性別にかかわらず、犬としての器がきちんとある犬、
攻撃性や支配性がなく、犬としてのサインやボディランゲージが適切に自然に出来る犬です。


犬の個性を見極め、数秒ごとに変わる犬たちの微妙な変化を見逃さずに、態度や行動の善し悪しを教えてあげられる人間も指導者として必要です。


社会性の育成は、愛犬の個性を見極め、相手を見極め、適切な場を求めるようにしましょう。

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posted by 犬のしつけと飼い方 at 14:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会性の育成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年01月16日

犬種のブームと特性の変化

最近、コーチングにお伺いしながら自分自身の知識や経験を見直さなければいけないなと感じることが増えました。


犬種の特性についてのことですが、特に人気犬種は本来の特性を元に行動や心理を予測することが難しくなってきています。

犬種のルーツから大きく離れ、独自の変化をし始めたような・・・・


以前、ゴールデンレトリバーのブームの時もそうでした。

可愛くてフレンドリーで頭が良いとの評判から、大ブームが起きました。


実際は頭が良いというのは盲導犬などの介助犬のイメージが強かったのでしょう。


ゴールデンレトリバーは頭が良いというか、訓練性が高く快活であるということ。

根気よく訓練しなければ、飼う環境によってはただハイテンション・ハイパワーで扱い難い犬種とも言えます。

(ゴールデン大好きな方、気を悪くされたら申し訳ありません。頭の良さを過度に期待して勘違いせず、適切な飼い方や訓練が不可欠だと言いたいだけです。。)


ゴールデンレトリバーの大ブームから5年、6年と経過すると、股関節形成不全というマイナス因子を持った個体で溢れかえってしまいました。


股関節形成不全は子犬の時期にはその要因を持っているか判断できず、生後7ヶ月後くらいまでは全く症状が出ません。
子犬を販売するときは8割以上の個体にその因子があると考えた方が良いとさえ言われました。

そのうえそれまで殆ど危惧していなかった攻撃性まで、見たり聞いたるする機会が急増しました。

『ゴールデンでも噛む犬がいるんだ』と驚いたのもつかの間、
またゴールデンですか・・・という状態に。



大ブームというのは恐ろしいです。

産ませば売れるから、繁殖が盛んになってしまい、遺伝的に増やすべきではない要因まで拡散してしまうから。


濫繁殖 反対!!

その発端となるようなマスコミなどの本質からかけ離れた情報拡散も問題ですね・・


今私の最大の悩みは、トイプードルです。

確かに可愛い。賢い。毛が抜けず飼いやすい。


もともと狩猟犬だという性質を加味しても、それでもこんな行動はなかったよな・・・と
新種を見るような気に苛まされます。


実際に今私のご相談者様の7割がトイプードルです。


人気犬種の躾でお悩みの方は、その犬種のルーツから改善策を探るだけでは情報不足かもしれません。


問題行動の原因となっている精神状態を予測して、それに対する接し方やしつけ方もしっかり探すべきです。

そして飼い主さんとしての気持ちの面でのスタンスをしっかり掴むことも大切です。


今特に気になる兆候は、人気犬種(チワワ、トイプードル、ポメラニアン、柴犬、フレンチブルドッグ)などに見られる・・・

・過度の興奮、攻撃性や支配性を含む権勢行動
・過度の要求・無駄吠え・分離不安
・膝蓋骨脱臼、心臓や気管支、鼻涙管などの異常
などです。


特に上記の問題行動などに該当する方は、自分だけが躾がうまくできないとお悩みにならず、
流行による濫繁殖が起きている今の世の中、この現象は仕方ないのだと、救済活動だと思って頑張りましょう。


まだ犬を飼っていない方は、犬を飼ったら犬種の特性から予測する以上の時間や労力を犬のために費やすことが必要なのだとしっかり心構えを持って、そして目にとまったワンちゃんを飼ってあげれば良いです。


選ぼうにも、なかなか選択の余地がないですし、、
ペットショップに並ぶワンちゃんは皆、救済してあげなければいけないとも映ります。


飼ってから奮闘することで、やがてかけがえのない縁だったのだと感じることもあります。


今世界中には8000種以上の犬種がいますが、それは犬の特性が遺伝操作によって様々に変化させることが出来るからなのですね。


改良なら良いのですが、悪くなるような変化ではいけないですね。


これからの愛犬家が取り組まなければいけないのは、どうやって悪いブームを引き起こさないようにするか・・ということかもしれません。

ビジネスはブームに乗って、何時でも何処でも勢いづいていてしまいますからね。
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posted by 犬のしつけと飼い方 at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

執筆者:Kanako Jo IMG_3752.jpg
愛知県にて犬の躾方・接し方コーチングと、 Work Shop の運営をしています。
個別のメッセージなどはこちらまで → メールメールフォーム
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